【後悔しないために】マウスピース矯正で知っておきたい「トラブル事例」と「成功のための選び方」 | 札幌MAブログ

監修者：札幌MA矯正歯科院長
（本記事は、最新の歯学論文や専門的知見に基づき作成されています。）

「歯並びをきれいにしたいけれど、目立つ装置は避けたい」「SNSで見たマウスピース矯正（アライナー矯正）に興味がある」

そうお考えの方にとって、マウスピース矯正（インビザラインなど）は魅力的な選択肢ですよね。透明な装置で目立ちにくく、取り外しが可能で食事や歯磨きがしやすいというメリットは非常に大きく、近年その人気は高まる一方です。

しかし、その人気に比例して、「こんなはずじゃなかった…」というトラブル事例も増えているのが実情です。特に、インターネットやSNSには、誤解を招く情報や、誇大な広告が溢れており、どの情報を信じて良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

当院、札幌MA矯正歯科は、札幌市でマウスピース矯正を専門に扱う歯科医院として、患者様に後悔のない治療を受けていただくため、知っておいていただきたいマウスピース矯正の「真実」をお伝えします。

この記事では、マウスピース矯正で実際に起きているトラブル事例を挙げながら、治療を成功させるための重要なポイントと信頼できる歯科医院の選び方を、専門的な視点から詳しく解説します。

1. 知らないと危険！マウスピース矯正で起こる「3大トラブル」⚠️

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて患者様の自己管理（アライナー装着時間）に大きく依存する治療です。そのため、不適切な使用や、事前の診断・計画の不備によって、以下のような深刻なトラブルに発展することがあります。

トラブル 1: 予定通りに歯が動かない・治療期間の延長

マウスピース矯正の治療計画は、1日 20時間以上の装置装着を前提に作成されています。装着時間が守られないと、計画通りに歯が動かず、アライナーが歯にフィットしなくなってしまいます。

原因: 患者様のモチベーション低下や自己管理の不足が主な原因です。アライナー矯正は、患者さんのモチベーションに大きく左右されます。
結果: 計画とのズレを修正するための追加治療（アライナーの作り直し＝追加アライナー）が必要になり、治療期間が大幅に延長し、費用が増加する可能性があります。予定されていた治療期間が延びてしまうことがあります。
注意点: 治療費の総額を最初に提示してくれる歯科医院もありますが、治療が予定よりも長引くと、予想していなかった金額がかかってしまう可能性もあります。

トラブル 2: 咬み合わせが悪化する・期待した効果が得られない

マウスピース矯正は、全ての症例に適応する万能な治療法ではありません。アライナー矯正は適応症例が限られています。特に、以下のようなケースでは、適切な診断なしに治療を開始すると、望まない結果を招くリスクが高くなります。

適応が難しい症例の例:
- 重度な叢生（デコボコ）や不正咬合: 歯を大きく動かす必要があるケースや大きな歯の移動を伴うケース。
- 骨格的な問題: 上下顎のズレなど、骨自体へのアプローチが必要なケース。骨格的な問題である上下顎のズレなど骨自体にアプローチが必要なケースも見極めが大切です。
結果: 歯の傾斜のみで無理に並べようとすることで、咬み合わせが不安定になったり、口元が前方に突出したように見えたり（出っ歯感の悪化）するなど、期待した審美性・機能性の改善が得られないことがあります。

トラブル 3: 費用が予想より高くなる・追加費用が発生する

マウスピース矯正では、治療終了後の「保定期間」とその費用についても見落とされがちです。

保定期間の費用: 歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、治療後に保定装置（リテーナー）を装着する必要があります。この保定装置の費用や、保定期間中の定期的な通院・観察料が、当初の提示費用に含まれていない場合があります。
追加アライナーの費用: トラブル 1で述べたように、計画通りに歯が動かない場合、追加のアライナーが必要になります。これが追加費用となるかどうかは、医院の料金体系によって異なります。

2. 矯正治療を成功に導くための「2つの極意」?

これらのトラブルを避け、マウスピース矯正を成功させるためには、以下の3つのポイントが不可欠です。

極意 1: 専門家による「適切な診断」と「治療計画」

最も重要なのは、「あなたの歯並びがマウスピース矯正に適しているか」を正確に見極めることです。

精密検査の実施: 骨格的な問題や歯の移動の限界など、詳細なレントゲン写真や3D光学スキャナー（iTeroなど）を用いた検査は不可欠です。
矯正歯科専門医の知見: 矯正歯科の専門的なトレーニングを積んだ歯科医師の知識と経験は、最適な治療計画の立案に役立ちます。マウスピース型矯正装置は、3Dシミュレーションソフトによってコンピューター上で細かい歯の動きをデザインできるオーダーメイド治療です。特殊な分析ソフトや3Dシミュレーションを駆使するため、専門医の知見が特に重要です。

極意 2: 患者様自身による「徹底した自己管理」

マウスピース矯正は、患者様のモチベーションと協力度合いが治療結果を左右します。

装着時間の厳守: 1日 20時間以上の装着時間を守りましょう。食事と歯磨きの時を除きアライナーを装着することが必須です。アライナーを装着しないと歯は動きません。
通院の継続: 定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
保定装置の適切な使用: 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。

3. SNSの「安易な情報」と「専門性の誤認」に惑わされないで！?

SNS上には、「マウスピース矯正で劇的に変わった！」「格安でできた！」といった、魅力的なビフォーアフター写真や体験談が溢れています。しかし、医療広告ガイドラインが守られていないこともあり、情報の正確性には十分注意が必要です。

SNSに潜むリスクと誤情報

不正確な情報・誇大広告の蔓延: SNSの投稿の中には、事実と異なる情報や、過度に効果を誇張したプロモーション目的の内容が少なからず存在することが指摘されています。
個人の主観に基づく体験談: 患者様個人の感想（体験談）は、治療の内容又は効果について、個々の患者の状態等により当然にその感想は異なるものであり、誤認を与えるおそれがあります。

「矯正歯科」の専門性は看板だけでは判断できない！

多くの方が誤解している点として、「矯正歯科」という名称は、歯科医師免許があれば誰でも標榜できるという事実があります。

専門医制度の誤解: 多くの人が「矯正歯科」という看板を専門性の証だと誤認しており、適切な歯科医院選びの障壁となっています。
真の専門性の見極め: 広告可能な専門性の資格は、公益社団法人日本矯正⻭科学会が認定する日本矯正歯科学会認定医など、法令や国の基準に基づいたごく一部の資格に限られています。単に「認定ドクター」や「公的な根拠のない〇〇学会認定医」といった記載に惑わされず、その歯科医師がどれだけ専門的な訓練と経験を積んでいるかを、資格の根拠をたどって確認することが、失敗しない医院選びの鍵となります。

4. 札幌MA矯正歯科だからこそ提供できる「安心の矯正治療」✨

当院は、マウスピース矯正を専門とする歯科医院として、患者様に安心して治療を受けていただくための環境を整えています。

1. グループ医院連携による「治療の継続性」

矯正治療は、年単位の長い期間を要する治療です。その間に転勤や引っ越しなどで居住地が変わる可能性もゼロではありません。

全国グループ体制の強み: 札幌MA矯正歯科は、札幌だけでなく東京・大阪・名古屋・福岡にもグループ医院を展開しています。万が一の引っ越しや転勤の際も、グループ内で治療のデータや計画を共有し、スムーズに治療を継続できる環境を整えております。これは、全国展開している当グループならではの大きな強みであり、患者様にとって生涯にわたる安心に繋がります。

2. 精密機器による「正確な診断」と「リスク管理」

トラブルを未然に防ぎ、治療の成功率を高めるためには、初期の精密な診断が不可欠です。

3D光学スキャナー（iTeroなど）の活用: 精度の高い口腔内スキャナーを使用することで、歯型を採取する際の不快感を軽減しつつ、歯の移動シミュレーションを正確に行います。
矯正歯科専門医による治療計画: 豊富な経験を持つ専門医が、患者様一人ひとりの骨格や歯の移動限界を考慮した、無理のない治療計画を立案します。

3. 透明性の高い「料金体系」と「丁寧なカウンセリング」

当院では、患者様が費用で不安になることがないよう、透明性の高い料金体系を心がけています。

費用の明確化: 治療前に、治療総額、追加の調整料、保定装置の費用など、発生しうる全ての費用について明確にご説明します。
デンタルローン対応: マウスピース矯正は高額な治療となるため、デンタルローンや分割払いなど、患者様の経済状況に合わせたお支払い方法をご提案し、治療開始をサポートします。

5. 矯正治療を考え始めた方へ：最初の一歩?

マウスピース矯正は、適切に行えば、あなたの笑顔と健康を大きく向上させる素晴らしい治療法です。しかし、その手軽さの裏にある専門性の高さと自己管理の重要性を理解することが、成功への近道です。

「自分の歯並びはマウスピース矯正で治せるのだろうか？」「他の医院で治療を始めたけれど、このままで大丈夫だろうか？」

どんな疑問や不安でも構いません。まずは、矯正治療を専門とする医師に相談することから始めましょう。

札幌MA矯正歯科では、無料カウンセリングを実施しております。患者様のお悩みやご希望を丁寧にお伺いし、精密検査の結果に基づいた、あなただけの最適な治療計画をご提案いたします。

当院は、札幌市中央区の敷島北一条ビル8階にございます。

あなたの人生をより豊かにするお手伝いをさせてください。

電話番号	011-522-8877
住所	〒060-0001 北海道札幌市中央区北１条西３丁目３敷島北一条ビル 8階
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