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アライナーを1日20時間以上、装置を装着しないと矯正治療が失敗となってしまうことがある

アライナー矯正は、1日20時間以上装置を付けていなければなりません。

装着時間を守らないと、歯が十分に動きません。

基本的に、食事と歯磨きのときを除きアライナーを装着します。アライナー矯正は、患者さんのモチベーションに大きく左右されます。自己管理する自信がない方がアライナー矯正を始めてしまうと、「矯正したのに歯並びがきれいにならなかった。」と後々後悔することになってしまうことがあります。 

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アライナー矯正は適応症例が限られているため、適応を見極められない病院で治療を開始すると失敗してしまうことがあります

公益社団法人日本矯正歯科学会によると、アライナー矯正の適応となる症例として以下が挙げられています。 

参照:https://www.jos.gr.jp/asset/aligner_pointer.pdf 

1)非抜歯症例で以下の要件を満たす症例 

・軽度の空隙を有する症例 

・軽度の叢生で歯列の拡大により咬合の改善が見込まれる症例 

・大きな歯の移動を伴わない症例 

2)矯正治療終了後の後戻りの改善症例 

3)抜歯症例であっても歯の移動量が少なく、かつ傾斜移動のみで改善が見込まれる症例 

4)金属アレルギーを有する症例 

一方、以下の場合については、適応の見極めが大切です。もし、見極められない病院で治療を開始すると失敗してしまうことがあります。

  • 抜歯が必要なケース
  • 重度な不正咬合などの歯を大きく動かすケース
  • 骨格的な問題である上下顎のズレなど骨自体にアプローチが必要なケース
抜歯矯正

モチベーション低下により治療期間が延長することがある 

ワイヤー矯正と比べて、アライナー矯正は患者さんの協力度合いも治療結果に左右されます。

アライナー矯正治療中に段々とモチベーションが下がってしまい、当初は協力的であっても、治療が進むにつれてモチベーションが下がってしまい、アライナーを装着しなくなる方がいます。

アライナーを装着しないと歯は動きませんので、治療計画通りに進まず、予定されていた治療期間が延びてしまうことがあります。

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最初に提示された費用よりも高くなる場合がある 

治療を始める前に治療費の総額を提示してくれる歯科医院もあります。しかし、ほとんどの医院が“調整料”システムとなっています。

矯正治療は、身体の自然治癒力を利用した治療です。大体の治療期間は予め予想できますが、“いつまでに治療が終わる”ということを事前に断言することはできません。

治療が予定よりも長くなり、予想していなかった金額がかかってしまう可能性もあります。