学校の歯科検診 「歯並び1」は何を意味する?
歯並び1は何を意味する?
歯科検診で歯並び1にチェックされた場合、「要観察」ということを意味します。 軽度な歯列異常(1〜2歯の反対被蓋や切端咬合など)で経過観察が望ましい状態です。
* 矯正治療中の場合もチェックされることがあります。
歯並び1にチェックされたらどうしたらいい?
学校の歯科検診で歯並び1にチェックされた場合は、歯科医院を受診した方が良いです。かかりつけの主治医の先生に診てもらうのも良いですが、なるべく矯正専門の歯科医師に診てもらうようにしましょう。
経過を見ていきましょうと言われたら・・・
歯科医院で診てもらった結果、経過観察しましょうと言われたら、年に1度は通院して経過を確認してもらうようにしてください。
経過観察が必要な方は
- 歯並びが少しガタガタしている
- 歯の生え替わり方に異常がある
- 上下の歯がきっちりとかみ合っていない
等の状態であることが多いですが、どの部位が要観察なのかしっかりと確認しておくことが大切です。
自宅では、その部分をよく観察するようにしましょう。 何か少しでも異常を感じたり、食事の時に食べにくい、発音がしにくいなどの症状があったらすぐに歯科医院に相談しましょう。
歯並び2は何を意味する?
学校の歯科検診で歯並び2にチェックされた場合、専門的な診査が必要なことを意味します。 主に、叢生・正中離開などの重度な歯列異常や、反対咬合・上顎前突・開咬などの重度の不正咬合の場合にチェックされることが多いです。
歯並び2にチェックされたらどうしたらいい?
かかりつけの歯科医院または矯正専門の歯科医院にて精密な検査や診断を受けることが望ましいです。
学校での歯科検診は大まかなスクリーニング検査ではありますが、それでも2にチェックされる場合、重度な異常が見られる可能性が高いです。 すぐに治療が必要な可能性もありますので、なるべく早めに歯科医院を受診されることをお勧めします。
最後に
歯並び0は、異常なしを意味します。一方、歯並び1や歯並び2にチェックされた場合、治療時期はまだ先になるかもしれませんが、矯正治療の適応となる可能性がある状況です。
歯並び1や歯並び2にチェックされた場合、すぐには治療が必要でないこともありますが、早めに歯科医院を受診されることをお勧めします。