ワイヤーによる部分矯正
部分矯正とは?
通常、矯正治療は、すべての歯を移動させることを前提として行う治療です。歯並びに加えてかみ合わせも大きく変化することが多いです。
一方、部分矯正とは現在のかみ合わせは大きく変化させず、一部分の歯だけを移動させることを目的に行う矯正治療です。装置も一部分のみ装着します。
部分矯正
治療範囲
前歯4~6個に装置をつけます。装置をつけた歯しか動きませんので、治療範囲は限定的です。
※一般的な矯正治療は、すべての歯に装置を付けて歯を動かしていきます
治療目的
部分矯正では、見た目の改善のみを行います。かみ合わせに改善が必要な方は部分矯正に適しません。現在のかみ合わせは大きく変化させず、一部分の歯だけを移動させ、見た目を変える方法です。
治療期間
12か月程度が平均的です。ちょっとした歯の隙間を埋めるような部分矯正であれば6か月、長い期間かかるものでも18か月程度です。
費用
30万円~です。
通常の矯正治療に比べて、大幅に安くなっています。費用は、治療期間と装置によって決まってきますので個人差があります。ご自身の治療費がどのくらいになりそうかを確認されたい方は、初診カウンセリングをご利用ください。
治療方法
通常の矯正治療と同様に、すべての治療法で対応しています。
- 歯の表側に装置をつける「唇側からの矯正治療」
- 歯の裏側に装置をつける見えない「舌側矯正」
部分矯正の対象となる歯並び(不正咬合)
部分矯正は、かみ合わせの改善が必要ない方が対象となります。
部分矯正の対象外となる歯並び
次に当てはまる方は対象外となります。
- 上顎前突(出っ歯)
- 下顎前突(受け口)
- 重度の叢生(デコボコ)
- 開咬(前歯が開いて噛んでいない状態)
可能かどうかの判断する方法は?
基本的に精密検査をさせていただく必要があります。治療が可能かどうか確認されたい方は、初診カウンセリングをご利用ください。
全顎矯正
治療範囲
すべての歯に装置を付けて歯を動かしていきます。
治療目的
見た目の改善に加え、かみ合わせの改善も行います。
治療期間
すべての歯に装置を付けて歯を動かしていくため、期間は長く12~36か月程度かかります。
費用
60万円~です。
費用は、治療期間と装置によって決まってきますので個人差があります。ご自身の治療費がどのくらいになりそうかを確認されたい方は、初診カウンセリングをご利用ください。
治療方法
すべての治療法で対応しています。
- 歯の表側に装置をつける「唇側からの矯正治療」
- 歯の裏側に装置をつける見えない「舌側矯正」
全顎矯正の対象となる歯並び
すべての不正咬合が対象となります。
番外編:クイック矯正・セラミック矯正(審美補綴治療)とは?
歯を削って形を変えることによって、見た目を変える方法です。また、治療期間が短く、時間がない方には魅力的な方法です。
- 治療期間は3~6か月
歯は一度削ってしまうと元に戻すことができません。一定量を越えて歯を削ると神経の処置が必要になることもあります。また、一生同じ被せ物を使い続けられる訳でもありませんので、やり直しが必要となることもあります。リスクもありますので、クイック矯正と矯正治療との違いについてよく吟味していただければと思います。
| ■矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
・矯正治療の一般的な治療費は40万~100万円、一般的な治療期間は6ヶ月~2年、一般的な通院回数は8~20回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
・機能性や審美性を重視するため公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)未承認の矯正装置は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。 |
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| ■部分矯正にともなう一般的なリスク・副作用
・機能性や審美性を重視するため公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
・症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
・前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。 |