ラビアル矯正(唇側からの矯正治療)
ラビアル矯正(唇側からの矯正)治療とは?
最も一般的な矯正装置で、100年近く歴史があり、様々なテクニックも出そろっているので、オーソドックスな矯正装置といえます。表側に装置があるので、裏側よりも歯みがきがしやすく、発音の邪魔になりません。
歯の表側に矯正装置を接着するので、装置が目立つというところは患者さんにとってはデメリットですが、いまは歯の色に近い白色や透明な装置も開発されていますので、昔より目立ちにくくなっています。
唇側からの矯正治療のメリットデメリットとは?
メリットとして、昔から行われており、現在も最も広く一般的に行われているため、術式が確立しています。デメリットとして、やはり見た目に矯正装置が付いていると一目で分かることを気にされる方も多いですし、また取り外せないために、お手入れ(ブラッシング)が難しいという点もデメリットといえるでしょう。日常生活においても、堅いものを噛んだりするとブラケットが外れてしまい付け直しの処置が必要になることやワイヤーがずれて頬の粘膜を傷つけてしまうということもあります。接触の多いスポーツ、例えば格闘技やバスケットボールで顔に何かがぶつかると唇が挟まれて、唇の内側を切ってしまうこともあります。
唇側からの矯正治療を選ぶ人は?
以下の方が唇側からの矯正治療を選択されています。
- とにかく費用を抑えたい方(当院ではマウスピース型を選択されても費用は変わりません)
- 装置の見た目を気にしない方
- 取り外しをするのが面倒だと感じる方
歯の表面に装着する「唇側からの矯正治療」(ブラケット装置)
特徴は、一般に普及しており、ほかの矯正治療に比べ、費用を安く抑えることができます。
- 通院間隔は、1ヶ月に1度程度。
- 見た目は、目立ちます。
- 食事は、制限があります。
- 歯みがきは、手間がかかります。
歯の裏側に装着する「舌側矯正」(ブラケット装置)
特徴は、目立ちにくい歯の裏側に装着できることです。
- 通院間隔は、1ヶ月に1度程度。
- 費用は、歯の表面に装着するブラケット装置に比べ、高くなります。
- 食事は、制限があります。
- 歯の裏側に装着しているので、歯の表面に装着しているより歯みがきが難しくなります。
マウスピース型装置
特徴は、装着していても目立ちにくく、また取り外しできることです。
- 通院間隔は、2~3ヶ月に1度程度。
- 費用は、少し高くなります。
- 食事は、マウスピース装置を外して、普段通り食べることができます。
- 歯みがきは、マウスピースを外して、普段通り磨くことができます。
ご自身がどの装置で矯正治療をしたら良いか歯科医師と相談されたい方は、初診カウンセリングをご利用ください。